オスグッド病とは?
これは、正式にはオスグッド・シュラッタ―病(症候群・シンドローム)といわれるものです。
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名前で見ると難しいね。
発見した人が2人いるらしくて、
二人の名前をくっつけたらしいよ…
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超!簡単に説明すると、
大腿四頭筋がついている脛のところが、
(膝のお皿の下にあって、でっぱってるとこ。お膝立ちバレエポジションで痛くなる場所ね)
成長中で、まだ固まりきっていない骨(成長軟骨)を引っ張るため
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でっぱりが、どんどん出っ張ってくる
でっぱりの炎症
でっぱり付近の骨膜炎症
となって痛みがでます。
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最悪、剥離骨折まで進みます。
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でもね、骨の問題だけでなく、
大腿四頭筋を骨にくっつけている腱の炎症だったりもするので診断が必要です。
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ネットを見ると
成長痛の一つ
男の子がなりやすい
なんて書いてありますが、女性ダンサーでも起こりえる事。
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特に
身長が一気に伸びた子
難しいテクニックをやり過ぎている子
繰り返し同じ振付を練習している子
膝を捻って踊る癖がある子、特にジャンプの着地でそうしちゃう子
寝る時間が足りていない
食べるものが偏っている子
がオスグッドになりやすいように感じます。
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感じます、と書いた理由は、
わたしがこっちでダンサーと仕事をしていて
この症状が出た子は1人だけなので。
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日本のスタジオからは何度も相談されます。
特にいっぱいレッスンをしてきて、
コンクールバンバン出てます!っていう子。
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オスグッド=柔軟性が足りないのよ!
ストレッチしなさいよー
というのが一般的な意見らしいけれど、
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同年齢のスポーツやってる男の子の柔軟性と比べて
ダンサーは格段に体が柔らかいし、
この痛みがある子の柔軟性を見ても、
「ダンサーにしては体硬いね」
という印象も受けません。
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そもそも、成長痛っていうのは柔軟性が足りないケガではない。
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この手のケガは、今焦っても仕方がないです。
今できる事は、何がなんでもレッスンに復帰すること!ではなく
ケガした原因を修正し、今後ケガしない体作り。
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そうすれば、後で出てくる大事なオーディションや、
留学がかかっているコンクールの時に
120%で踊る事ができるんですもの。
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キャリアの全体像をしっかりと考えてね。
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DLSブログ「ダンサーのケガ オスグッド病」
もっと詳しくチェック項目や考えたい事を説明しているので、
詳細は本文を読んでね。
https://www.dancerslifesupport.com/osgood/
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